TOP 1.開発は最初から
遅れている!!
2.発注者を啓蒙できない
システム会社
3.複数PJを抱えてい
  
ることの工数は?
4.発注者側の総括
責任者がいない?
5.開発工程を小さく分ける
6.開発と自己責任 7.開発の検証はなあなあ 8.スパイラルが爆発!!
9.まずいところは
  隠したい
10.開発の目的は? s-cupidのページ

山口@プリンスキー
(橋本さん)どうぞ。

橋本@グロービス
あのう、まず共通の工程表みたいなものを書いたほうが良
いと思うんですけれど・・・想定される。

松下@ジーワークス
あ、なるほど。

橋本@グロービス
一応、お客さん側に今いるので、そっち側から・・・
実際は、開発に入る前にですね、システム企画っていうの
がありまして、ここで何をやりたいのかっていうのを考え
ると。
それから、計画、企画と計画がどこが違うのかっていうの
はよく分からないんですが、もう少し具体的にしますと。
えーと見積もりを最後にすると・・・見積もりってのやめま

しょう。基本設計があって・・・最後はお客さんのところで実
際に現地テストをします(下図参照)。

で、今までの話っていうのは、ここまで(計画)のところ
までしかやっていないんですけれど。

山口@プリンスキー
開発の全ての工程、開発って言ったらいけないのか、シス
テムの全ての工程っていうのは、まずシステム企画があっ
て、計画があって、基本設計があって、開発があって、開
発テストがあって、最後に現地テストなんですね。

橋本@グロービス
で、実際は、よくあるパターンとしては、この辺(開発
)のあたりで問題があって、次の改造計画が走り出すという
(笑)。

山口@プリンスキー
開発の後工程っていうか、かなり後半ですね。
テストに入る寸前位にそれが始まるわけですね。

橋本@グロービス
これと同じようなものがこの辺でこう走り出すという。
それで、システムっていうのは終わる事はないので、これ
が3サイクルくらいあると思えばいいんですけれど。
で、まあ、これは発注側のほうなんで、開発会社の方はこ
こいら辺(基本設計〜開発テスト)をやるわけなんですね。
ここ(開発)なら、工程っていうのはまた、それぞれ、例
えばサブシステムごとに開発を加えていく。
で、これ(基本設計)は標準的なものっていうのは当然無
くてですね、そのシステムの基本設計っていうか、どうや
って作るかというか、何を作るか、どういう物を作んなき
ゃいけないかっていうのが明らかになった時点じゃないと、
この工程っていうのは組めない。

伊東@NES
それに対してちょっともう一つ付け加えたいのは、それが、
最初のシステムの場合多分それでいくんですけれど、
大概2回目のシステムとかアパジャックだとかの場合、移
行があって、移行が結構面倒なんですよね。
それがすごいネックになって、開発者が移行をすごく甘く
見ちゃうことがあって・・・

山口@プリンスキー
最近は、でも、そっちの方が多いかもしれないですね。

伊東@NES
移行用のソフトをまた開発しなくちゃいけないし・・・

橋本@グロービス
移行は大変ですね、ムチャクチャ大変です。

山口@プリンスキー
逆にユーザーっていうのは、どこいら辺までこれを理解し
ておけば良いんですか。

橋本@グロービス
全部です(笑)。

伊東@NES
ユーザーは良く経験している人だともう分かっているん
ですが、経験していない人間は結構・・・

橋本@グロービス
ええとですね、経験していない人はですね、この時点で(シ
ステム企画)でシステム開発会社に聞くんですね。
で、何するか分からない。
聞くとですね、まあやりたい人も何をやりたいのかはっき
りしないんでですね、ワヤワヤになって、まあ、大体終わ
ると。
見積もりまでいかないで止めてしまうと、そういうケース
か、強引に売り込んで嘘のシステムを突っ込むと(笑)、こ
れはあなたの会社に最適ですと言ってやるんですけれど・・・・
まあ、大体この辺(システム企画・計画)でワヤワヤな状況
なんで、この辺(基本開発)になって何だという事になっ
てひっくり返るケースは多いですね。
で、この辺(開発)から考えなきゃいけないと思ったのは、
そういう別の要因でワヤワヤになってですね、この辺もひ
っくり返る事が多いんですね。
で、あの、ここ(開発)で引いた線は全然OKだったりす
るんですが、途中で違うじゃない、役に立たないじゃない
と大騒ぎになって、ここで全部ひっくり返るというケース
が多いんで、まあ、半分ぐらいですかね。

伊東@NES
やっぱりシステム企画のところがすごく大事で、私なんか
そのシステム企画のそのまたもうちょっと前ですかね、ビ
ジネス企画みたいなところから入るんで、そこがITコン
サルというか経営コンサルで入っていくんですね。
そうすると、割とお客さんも理解してくれてこれ位かかる
もんだと分かるんで、最初から機能を下げて、開発期間が
大事だといえば、機能をちょっと下げましょう、2フェー
ズ、3フェーズ分けましょうと納得してくれるんです。
で、そこから本当は入らしてもらえると、非常に納得いく
形にできるんです。

山口@プリンスキー
それじゃあ工程が遅れる理由は、開発のプロセスじゃなく
て、その全てのシステムの前工程ですごくおかしくなって
いるからという事なんですか。

橋本@グロービス
いや、それは半分なんです。
ここ(基本設計〜開発)で潰れるケースも良くあります。

伊東@NES
ただ、よく言われているのは、前工程でおかしくしちゃう
と後工程の影響はすごいそれは雪だるま式になってきま
すよね。

松下@ジーワークス
早く気づけば、気づくほど修正はしやすい。

青木@プロシーク
我々が遅れてしまったのは、開発が始まってから、やっぱ
りこういう機能があったほうが良いねって後からどんど
ん追加されてしまったのがあって・・・
そもそも、最初の見積もりが曖昧なままで出ているので、
これも一緒にやってくれるんでしょみたいな、金の部分と
時間の部分がごっちゃになって、で、最終的には向こうが
バンザイしてしまった・・・・

橋本@グロービス
まあ、良くありますね(笑)、申し訳ないですけれど。
ですから、まあ、この辺(基本設計〜開発)は、実際は開
発に委託しちゃってるんですよ。
で、ここ(計画)を詰めないで出してるんで、発注側と受
注側は期待感だけで、両方の期待感だけでやっているんで、
何が分かっているのか?という状況は良く、実は良く
あります。

伊東@NES
私の経験では、そのシステム企画っていうのをお客さんが
立てるわけですけど、例によっては、一年間もシステム企
画をプロジェクトで立ててですね、彼らが一生懸命システ
ム企画書っていってこんな厚いものを作るわけですよね。
でも、それ自身が全然どうしようもない物であって、でも、
どうしようもない物であっても一年間かけたという彼ら
のマンパワーがあって面子があってですね、それは、かな
り否定できないんですよね。
で、その出来たもので、我々は見積もりをさせられるんで
すけど、その見積もり知識っていうのは、システム企画の
中で出てきた機能なり方針なりが全然おかしいという事を
分かった上で、でも、それは見積もりだから競争させられ
るんで、しょうがないんでやるんですが・・・
で、私が入った場合、またそのシステム企画からまたもう
一回作り直しっていうのが結構あるんですね。
でも、お客さんたちは、自分たちでやっているから自分た
ちで、何て言うんですか、自己最適化っていうか自己最善
化っていうか、これだけ時間をかけて、これだけうちとし
ては専門家を出してるんだから良いものが出来ているは
ずって、その人自身も
上司も思い込んでいるし、思い込まざるをえない状況にな
っているっていう、その仕組みがまず問題がすごくあるん
ですね。

橋本@グロービス
まあ、この辺(システム企画)っていうのは、大きな会社
のいわゆるシステム部がやっているんですけれど、システ
ム部でOKでも経営でひっくり返る事がよくあるわけで、
で、システム部だけで走ってると経営で、この辺(計画)
でひっくり返る事が当然ありますから。

伊東@NES
システム部で出来るはずがないんですよ。
システム部の人間が考える事って非常に基本的なことば
かりで、経営戦略とかビジネスの事を全然考えていないん
で、それからしておかしいんですね。
で、実際作ってもらおうってなって、そんなはずじゃなか
ったというのがたくさんあって、そこがまず問題で、それ
が基本設計位から明確化していくんですよね、実際やって
みると。
それで、現場にちょっと聞いてみるとおかしいなおかしい
なってなって・・・そうすると企画から入っていかないと
ものすごく困る。

橋本@グロービス
発注側の問題って結構あるんで・・・

伊東@NES
発注側の問題って、私すごくあると思います、本当は・・・
ただ、発注側の問題って言えるまでにはなれない、最初は・・・
人間関係がないと、2回目3回目のお客さんなら大丈
夫ですけど。
最初のお客さんには中々言えない。
で、それは、何が大事かっていうと、やっぱりプロジェク
トマネジャーが、請け負った側のプロジェクトマネジャー
が立てれば、そのプロジェクトマネジャーの責任ですね。
発注側とのコミュニケーションをいかに上手くとって、お
互いのプラスの為に言いたいことを言うかっていうこと
が大事ですね。

山口@プリンスキー
それは、例えば、システム企画とか計画の段階でシステム
会社が入ると、一回それを潰さなきゃいけなくなるから、
それは言えないっていう事ですか。
で、 潰してしまうと、結局その仕事自体が無くなってしま
うから潰せないっていうことなんですか。

伊東@NES
いや、まあ、でもシステム企画の段階から入らしていただ
ければ、その相手側の面子も立てて彼らの実績として出来
上がるようなシステム企画書を作れますから。
だから、これが良いよっていうのが出来ると思うんですよ
ね。

松下@ジーワークス
それが出来る人が少ない。

伊東@NES
でも、それをやれる人は少ないですね。
システムの事も分かって、経営的なことも分かってないと
いけないですから。

山口@プリンスキー
それは、どうやって学習したら良いんですか。

橋本@グロービス
うーん、それはどうしようもない・・・

山口@プリンスキー
どうしようもない!!?(笑)。

松下@ジーワークス
それわかっとたらうち人材育ってるのに。

伊東@NES
やっぱり、現場経験とそれから言われた事をずっとプログ
ラムとして作っているんじゃなくて、もっと離れて見える
っていう、ビジネスってなんだろうとか商売ってなんだろ
うって、こう離れて考えられる能力っていうのを持った人
じゃないといけないと思うんですよ。

山口@プリンスキー
それは、持たせてあげるんですか、それとも、自分が勝手
に持たなきゃいけないんですか。

伊東@NES
両方ですね。
持たしてあげたって、そういうのをもてない人間もいます
から・・・

松下@ジーワークス
基本的には自分かな。教えても分かるものでもないし、本人のやる
気次第のものだから。

伊東@NES
私は、すごい変な持論を持っているんですけれど・・・
そういう意味では、工学系のバックグラウンドの人には無
理かなっていう持論を持っていまして、文科系のバックグ
ラウンドの人の方が、ずっとそういう離れた事をやれるか
なと思っているんですけど。
でも、それはそんな事は無くてね、人の考え方なんですよ
ね。だから、文科系的な考え方ができる人が良い。
それは、工学的なバックグラウンドを持っててもそうだと
思うんですけれど、そういうんじゃないといけない。

橋本@グロービス
まあ、いわゆるコンサルのやることですよね、レベルでい
くと。


あのね、よくある話で、基本設計あたりまでの仕事ってい
うのは、プログラマ適性の人にやらせるとかなり危ない仕
事なんです。
プログラマ適性って、要は適性検査っていうのがあるんで
すけれども、これで優秀な点を取る人ですね。
この適性検査っていうのが、どっちかというと知能検査に
近いんですよ。

山口@プリンスキー
機能検査ですか。


知能テストです。
要はそのロジカルに物事を考える事に適した人っていう
のは、ある程度拾える、救えるわけなんですけれど、その
いわゆる適性検査の中でも実は中がいくつかに分かれて
て、基本的な概念とか基本設計のところに向いているよう
な人もいるし、それから、プログラムを書くのにこう向い
ている人もいるというように、色々なパターンがあるんで
す。
で、まあ、良くあるのが、最初は採用した人をプログラム
の教育から入っていって、そういうのにこう非常に優秀な
人っていうが頭角を現わすわけなんですよ。
そういう人が、キャリアを積み重ねて段々と上流の方にや
ってきますよね、そうすると破綻するんですよ(笑)。

山口@プリンスキー
でも、破綻する人もいれば、破綻しない人もいるんじゃな
いですか。


ええ、破綻しないでいく人もいる。
だから、それはそういう方にも適性があるというふうに、
私は分けているんですけれど。

山口@プリンスキー
かと思えば、例えば、先月来られた会社の方で、全然この
業界に携わっていないけれど、まずこの業界を知るために
C言語を勉強させてますっていう会社があって・・・
例えば、そのそれぞれの適性ごとのものがあるんであれば、
ここ(システム企画〜計画)だけが出来る奴がいれば
良いじゃないという話もあると思うんですけれど、その辺
はどうですか。
やっぱり、この辺っていうのはプログラムも出来ないと考
えれないんですか。


いや、計画のレベルでしたら、いらないと思います。
基本設計に入ると、いわゆるコンピュータの知識がいると
思います。
逆に昔、あのう、どこの会社だったかちょっと忘れました
けれども、要は基本設計とかその辺の専門家を養成しよう
として、プログラム教育をしていなかったっていう会社が
あるんですよ。
で、結局自分が設計したものをその開発集団に投げるわけ
なんですけれど、そのフェーズの違いで軋轢が生じてノイ
ローゼになっちゃったっていう人がいるんです(笑)。

山口@プリンスキー
あ、そうですか。

伊東@NES
IBMなんかそういう教育をしてますね。

山口@プリンスキー
基本設計の部分だけなんですか。
伊東@NES

ええ、ですから、IBMなんかはSEとして上級SEに育て
たい人たちには、プログラムの教育って絶対しないんです
よ。
ただ、プログラムの概念だけは教えますけど。
で、彼らには業務知識だとかそういう事ばっかり教えて、
そっちから入っていくんですよ。
プログラムの専門家になる必要はないって事で・・・ただ、
IBMはそういうふうに徹底してやっていきますので、
ノイローゼになった人が何人もいたって昔は聞きましたけ
ど。

TOP 1.開発は最初から
遅れている!!
2.発注者を啓蒙できない
システム会社
3.複数PJを抱えてい
  
ることの工数は?
4.発注者側の総括
責任者がいない?
5.開発工程を小さく分ける
6.開発と自己責任 7.開発の検証はなあなあ 8.スパイラルが爆発!!
9.まずいところは
  隠したい
10.開発の目的は? s-cupidのページ